Hi everyone!
日本は緊急事態宣言がまた発令されるなど、まだまだコロナの流行が止まらないようですが
みなさん、そしてみなさんの周りは大丈夫ですか??
私はシドニーにいますが、Yahooのニュース速報がバンバン入ってくるので
私たちも日本に家族・友達がいる身として、コロナ関連のニュースには敏感に反応してしまいます。
今日はシドニー(オーストラリア)の現在の状況と
昨年の第一波の時はどんな感じだったのかをシェアしたいと思います。
現在の状況
シドニーはここ数ヶ月、1日の新感染者の人数も1桁をキープし
年末になるにつれ街にも人が戻ってきて
私が働いているショップでも、前年の売り上げまで戻ってくるなど、だんだんと活気を取り戻してきていました。
そんな12月中旬。
シドニーの中心地から少し離れた
Northern Beach(ノーザンビーチ)という地域の施設で18人のクラスターが発生。
それを受け、翌日からその地域はロックダウン。
・持ち帰りを除く飲食施設、ジム、宗教施設等の閉鎖
・必要不可欠な買い物、運動、医療・ケア、通勤・通学を除き、自宅待機が必要
・ノーザンビーチ市以外の住民はこれらの例外を除き、ノーザンビーチ市に入ることが禁止
シドニーのノーザンビーチ市以外のエリアでも、家庭への訪問の人数が規制されたり
レストランでのソーシャルディスタンスの距離の規制が厳しくなったりと
感染拡大を防ぐために早めの対策が取られていました。
年末、特にクリスマスはこっちの人たちにとっては大切な行事なので
ノーザンビーチのロックダウンの発表が出された時は、とにかくクリスマスイブ前日の23日まで。ということでのロックダウンでした。
その後、24〜26日までは短期間で規制が緩和され
27日以降、ノーザンビーチ市はまたそれまでの厳しい規制に戻り、結局その規制は年始まで続きました。
(現在はロックダウン解除されています)
年末のBLOGでも書きましたが
ノーザンビーチ市以外のシドニーの住民に対しても
大晦日の前々日に家庭に訪問できる人数が10人から最大5人へ変更に。。
大晦日の友達宅でのパーティーや
それ以外でも年末年始、ノーザンビーチ市に住む友達と色々約束をしていたことが全て泣く泣くキャンセルになったりと
本当に例年とは全く違った、異例な年越しになりました。
そして2021年に入り
1日の新感染者の数は落ち着いているものの
屋内の公共の場にいる場合(スーパー、ショッピングセンター、交通機関など)は、マスクを着用することが義務化されました。
違反者は1人につき200AUD(約1万6千円)の即時罰金。
オーストラリアの人は風邪でもマスクを着ける習慣がないので、こんなに街中にマスクをしている人を見るのは初めてです。
そして街中ではパブやレストランなど、いたる所にQRコードが貼られ
入店する時には必ずサインインをしてから入るのが、当たり前になってきました。
数字で見る現在のシドニー
感染者数を見ていく前に
まずチェックしておきたいのがオーストラリアと日本の人口と土地の広さ。
オーストラリア
全人口 25,655,736(2021,01,11時点)
土地面積 7,682,300 Km2
日本
全人口 126,270,995(2021,01,11時点)
土地面積 364,555 Km2
東京
全人口 13,962,725(2020,12,01時点)
土地面積 622 Km2
日本がどれだけ人口が多いのか、一目瞭然だと思います。笑
オーストラリアの全人口が東京にいると言っても過言ではない。(いや、過言かも。笑)
そりゃコロナの感染拡大の速さも違うよな。ってことが納得できるような気がします。
オーストラリア全体
感染者の合計数 28,611 | 回復者数 25,836 | 現在の陽性者 315 | 死亡者数 909 |
1日の新感染者数
DATE NEW
11 Jan 16
10 Jan 13
09 Jan 12
08 Jan 24
07 Jan 11
06 Jan 13
05 Jan 21
04 Jan 21
03 Jan 15
02 Jan 41
01 Jan 19
31 Dec 28
30 Dec 31
シドニーがある
NSW(ニューサウスウェールズ州)
感染者の合計数 5,018 | 回復者数 3,216 | 現在の陽性者 201 | 死亡者数 54 |
1日の新感染者数
DATE NEW
11 Jan 11
10 Jan 6
09 Jan 6
08 Jan 11
07 Jan 6
06 Jan 5
05 Jan 8
04 Jan 7
03 Jan 11
02 Jan 19
01 Jan 5
31 Dec 17
30 Dec 25
NSW州とその他の州
オーストラリアでは、感染者の数が増えると各州のボーダーを閉鎖する対応も早め。
現在のNSW州とその他の州は以下のような状況です。
移動を考えている人はぜひ参考にしてみてください!
北部準州(NT)
1月1日以降、NSW州内のシドニー大都市圏を感染多発地域に追加指定。
シドニー大都市圏にいたことがある人がNTに入州する場合は、入州後14日間のNT政府指定施設での強制隔離が義務(費用は1人2,500AUD)
南オーストラリア(SA)州
1月1日以降、過去14日間においてNSW州(全域)にいたことのある人の入州を禁止。
ただし、SA州の居住者や、NSW州を乗り継ぎで利用した人など、一定の条件下で例外的に入州を認められる場合もあります。
ビクトリア(VIC)州
12月31日以降、NSW州内の各地域にいたことのある人に対して、VIC州への入州を禁止すると発表しました。
オーストラリア首都特別地域(ACT)
NSW州ノーザンビーチ市、シドニー大都市圏、セントラルコースト、ウーロンゴンの各地域にいたことのある人がACTに入る場合は、24時間前もしくはできる限り到着に近いタイミングでACT政府へのオンライン申請を行うことが求められています。
クイーンズランド(QLD)州
QLD政府は、過去14日間にNSW州の感染多発地域にいたことのある方の入州を認めていません。
必要不可欠な目的を有する限られた方のみ例外となりますが、入州後14日間の強制隔離が求められます。
西オーストラリア(WA)州
NSW州からWA州に入州する際には事前オンライン申請をした上で、入州後14日間の適切な場所での自己隔離が必要。
もし隔離のための適切な場所が確保できない場合は、WA州政府が認可する隔離施設において費用自己負担で滞在する必要がある。
タスマニア(TAS)州
過去14日間にNSW州の中でTAS州政府が高リスク地域としている場所にいた人がTAS州に入州するには、訪問が必要不可欠であることをTAS州政府に事前申請して認定される必要がある。
同様に、中リスク地域とされている場所にいた方がTAS州に入州する場合には、事前オンライン申請の上で入州後14日間の自己隔離もしくは強制隔離が必要。
海外との関わり
日本に帰国することに関して
2020年の11月1日からオーストラリアは入国拒否対象国ではなくなりましたが、オーストラリア政府がオーストラリア国籍者、または永住者の出国制限をしているので、オーストラリアから出国するためには政府から許可を取る必要があります。
しかも、その許可がなかなかおりないらしい…
そして、私のような、この国の国籍者や永住者でもない人は
帰国したところで、今度いつ帰って来れるのか全く分からない状況。
私の知り合いにビジネスビザの人がいるんですが
家庭の事情で日本に一時帰国の予定で帰国したまま、シドニーに戻って来れなくなってもうかれこれ約1年。。
ただ、シドニー⇄日本間の飛行機は数は少なくなっていますが、運航されています。
その他の国に関しても
オーストラリアは現在、まだ国境が閉鎖されている状況なので
オーストラリア国籍者・永住者・ニュージーランドに14日間滞在していた人を除いては入国できません。
また、上に該当する人でも到着時に14日間の隔離を必要とされる場合があります。
オーストラリアに渡航する際は、出発前に検査を受け、陰性であることが必要になることが追加されました。
国からの経済的な支援
オーストラリアでは、ロックダウンの時期から居住者に対して経済的な支援がされていました。
大きくJobKeeper PaymentとJobSeeker Paymentの2種類に分かれますが
どちらも、対象者はオーストラリア国籍者・永住者のみ。
なので、その他のビザの人たち(学生ビザ・ワーホリなど)は該当しません。
JobKeeper Payment
名前の通り、ロックダウン中で仕事がなくなった状況でも、企業に雇用されている状態であれば、金銭サポートをしてもらえるというもの。
対象者を雇用している企業が国に金銭的な支援を求めることができ、従業員は企業からの支払いを受けることができます。
フリーランスの人は、個人での申請となります。
金額的には
2020年3月30日から最大6か月間、適格な従業員1人あたり隔週で最大1,500AUD(約12万円)の補助
そして
2020年7月22日、政府はJobKeeperの支払いを2021年3月までさらに6か月延長
その後、支給額の変更があり、対象となる雇用主は
2020年9月28日から2021年1月3日まで対象従業員1人あたり最大1,200AUD(約9万7千円)
2021年1月4日から2021年3月28日まで対象従業員1人あたり最大1,000AUD(約8万円)
の隔週支払いを請求可能。
(その他細かい点により金額の違いはありますが、基本的には上記の金額)
JobSeeker Payment
コロナの影響で無職になってしまった人が対象の支援サービス。
パンデミックの最盛期からは
隔週で550AUD(約4万5千円)
9月からは250AUD(約2万円)に
こちらも3月まで支援が続くようですが
1月1日からは隔週で150AUD(約1万2千円)まで減少したようです。
上に書いた金額が今回のコロナを受けての追加支援の金額で
ここに通常の求職のサポートがプラスされます。
その他
オーストラリア国籍者と永住者以外は対象ではないと書きましたが
じゃあその対象にならない人たち(私のような)は、どうしていたのかというと
年金を非課税で引き出すことが特別に許可されたので
今まで貯まっていた年金を引き出し、私の場合はなんとかやっていけました。笑
ちなみに通常
オーストラリアの年金は、老後のある年齢にならないと引き出せない。
もしくわオーストラリアから自国に帰国する場合じゃないと引き出せません。
しかも、その時は課税されるので
実際手元に残る年金の額は結構少ないんだとか。
(もちろん個人差はあります)
なので
今回特例で、非課税で引き出せたのはめちゃくちゃ大きかったです。
ロックダウン時の様子
シドニーは2020年の3月末から約3ヶ月のロックダウンに入りました。
ロックダウンになった時期の前後は、日本や他の国同様
スーパーからはトイレットペーパー・ティッシュペーパーが消え、冷凍食品、パスタ、缶詰類
最後の方は野菜やお肉系も品薄になっていました。
2020,03,16
オフィスワーカーの人たちは、早い段階でリモートワークに切り替えられたので
もちろんオフィス街からは人が消え。。。
2020,03,29
必要不可欠(スーパー、病院、ガソリンスタンドなど)な場所以外は休業。
飲食店はテイクアウトのみの営業。
完全にストップしてしまったシドニー中心地
近くの公園では
アスレチックの周りに黄色いテープが貼られ
中に入ってはいけないようになっていました
2020,04,05
私は、基本的にはもちろん家にいましたが
同じ家の人間+1人まで、外で一緒にトレーニングやヨガをすることが許可されていたので
ロックダウンの時間を使って体のメンテナンスをしていました。
最後に
昨年、オーストラリアのコロナの状況に関して、触れてなかったので
今回は、現在の状況と昨年の振り返りをまとめてみました。
オーストラリアではどのように対応されてきたか。を書いてきましたが
コロナの拡大と経済の問題を同時に考えた時に、国によって経済の状況も違うと思うし
早めにロックダウンという判断をするオーストラリアの対応がいいのか
経済を回す方に振り切るのがいいのか
だんだん分からなくなってきました。
(にしても、日本は少し中途半端な感じはしますが…)
変異種なども出てきて、世界各国まだまだ落ち着く気配はなさそうですが
また後に、あの時大変だったね。と話せるような明るい未来が来ることを願っています。
早く国境が開いて、また多くの人が安全に世界を飛び回れる日が来ますように!
結構ボリューミーな回になりましたが
最後まで読んでくださった方、ありがとうございます!!
ブログランキング参加してます☆
応援クリックよろしくお願いします!
↓ ↓ ↓
コメント